②環境保全の取り組み(詳細2)

地球温暖化への具体的な対策

 

  O&Dウッド

 O&Dウッドで使用される木材は、本来コンクリートや鉄が使用されるものを、木材保存技術を活かし、
 腐らない木を使うことで製造時におけるCO2排出量を大幅に削減できます。
 
 

  ハウスガードシステム

 ハウスガードシステムで使用される1F構造部材は、コシイプレザービングの特許であるDS(収縮抑制剤)効果
 により天然乾燥を採用。人工的に高温で乾燥させる必要がなくなり、製造時のCO2を削減することができます。

地球温暖化への具体的な対策

 

O&Dウッド

O&Dウッドで使用される木材は、本来コンクリートや鉄が使用されるものを、木材保存技術を活かし、腐らない木を使うことで製造時におけるCO2排出量を大幅に削減できます。
 
 

ハウスガードシステム

 

ハウスガードシステムで使用される1F構造部材は、コシイプレザービングの特許であるDS(収縮抑制剤)効果により、天然乾燥を採用。人工的に高温で乾燥させる必要がなくなり、製造時のCO2を削減することができます。

~CO2発生量比較~

 
出典:木材工業 Vol.46,No.3,1991「地球温暖化防止行動としての木材利用の促進-
1990年ITEC発表論文から-」 東京大学農学部 中島史朗・大熊幹章 

~CO2発生量比較~

 
出典:木材工業 Vol.46,No.3,1991
「地球温暖化防止行動としての木材利用の促進-
1990年ITEC発表論文から-」
東京大学農学部 中島史朗・大熊幹章 

 (1)木材処理工程毎の1m3当たりのエネルギー量及びCO2発生量
   工程 エネルギー(MJ/㎥) 炭素放出量(kg)  CO2放出量(kg)
1  伐木運材 300  6.0  22.0 
2  剥皮 120  2.4   8.8 
3  製材 330  6.6  24.2 
4  防腐処理 150  3.0  11.0 
5  人工乾燥 650  12.8  46.9 
 1・木材処理工程毎の1m3当たりの
   エネルギー量及びCO2発生量
   工程 エネルギー
(MJ/㎥)
炭素放出量
(kg) 
CO2放出量
(kg)
1  伐木運材 300  6.0  22.0 
2  剥皮 120  2.4   8.8 
3  製材 330  6.6  24.2 
4  防腐処理 150  3.0  11.0 
5  人工乾燥 650  12.8  46.9 
 
 (2)各種材料製造1m3当たりにおける消費エネルギー量及びCO2発生量
   工程 エネルギー(MJ/㎥) 炭素放出量 (kg) CO2放出量 (kg) 上記工程 
1  製材品(防腐無し) 750 15 55 1,2,3工程 
2  防腐処理木材 900 18 66 1,2,3,4工程 
3  コンクリート 4,800 120 440  
4   266,000  5,320 19,507  
 
 2・各種材料製造1m3当たりにおける
   消費エネルギー量及びCO2発生量
   工程 エネルギー(MJ/㎥) 炭素
放出量
(kg)
CO2
放出量
(kg)
上記
工程
1  製材品
(防腐無し)
750 15 55 1,2,3 
2  防腐処理木材 900 18 66 1,2,3,4 
3  コンクリート 4,800 120 440  
4   266,000  5,320 19,507  

(※1) ODウッド:防腐処理のCO2削減効果

 
・ODウッド耐久性:30年以上。(当社のO&Dウッド資料より引用)
・素材(スギ)耐久性を2年とする。(奈良林試、森林総合研究所資料より引用)
・木材の炭素含有量50%、スギ比重0.35として1m3当たりの炭素含有量175kg
腐朽によるCO2発生量 175/12×44=642kg-CO2/m3発生
 
(1) 製材品(防腐処理無し):101.9kg-CO2/m3
(2) 防腐処理木材 :66kg-CO2/m3
 
※ 防腐処理木材の耐久性を30年以上とし30年間でのCO2放出量は、
(1) 製材品(防腐処理無し):(55×15回)+(642×15回)=11,158.5kg-CO2/m3
(2) 防腐処理木材 : 66 + 642 =708kg-CO2/m3
 
 
擁壁工のCO2放出量(H=2m L=10m の擁壁を参考)
・コンクリート:8.9m3
・木製校倉式工法での木材使用量:3.4m3
 
したがって、CO2放出量は
コンクリート:440×8.9m3=3,916kgCO2
防腐処理木材: 66×3.4m3=224.4kgCO2

仮に耐用年数を30年とした場合、CO2放出量は
コンクリ-ト:3,916kgCO2
防腐処理木材:224.4(製造による)-2,183(間伐材利用)=-1,958.6kgCO2

以上より、コンクリートを木材(間伐材利用)に転換をすることで5874.4kgの削減効果となる。
よって、コンクリートと比較して、1m3当たり1.7tのCO2削減効果が見込まれる。
同様に谷止工のCO2放出量をコンクリートと木材で比較すると、コンクリートを木材(間伐材利用)に転換することで14,315kgの削減効果となる。よってコンクリートと比較して、1m3当たり2.4tのCO2削減効果が見込まれる。
1と2の平均を取ると、ODウッドで使用する木材1m3当たり2.05tのCO2削減効果が見込める。

(※1)
ODウッド
防腐処理のCO2削減効果

 
・ODウッド耐久性:30年以上。
(当社のO&Dウッド資料より引用)
・素材(スギ)耐久性を2年とする。
(奈良林試、森林総合研究所資料より引用)
・木材の炭素含有量50%、スギ比重0.35として1m3当たりの炭素含有量175kg
腐朽によるCO2発生量 175/12×44=642kg-CO2/m3発生
 
(1) 製材品(防腐処理無し):101.9kg-CO2/m3
(2) 防腐処理木材 :66kg-CO2/m3
 
※ 防腐処理木材の耐久性を30年以上とし30年間でのCO2放出量は、
(1) 製材品(防腐処理無し):(55×15回)+(642×15回)=11,158.5kg-Co2/m3
(2) 防腐処理木材 :66+642 =708kg-CO2/m3
 
擁壁工のCO2放出量(H=2m L=10mの擁壁を参考)
・コンクリート:8.9m3
・木製校倉式工法での木材使用量:3.4m3
 
したがって、CO2放出量は
コンクリート:440×8.9m3=3,916kgCO2
防腐処理木材:66×3.4m3=224.4kgCO2

仮に耐用年数を30年とした場合、CO2放出量は
コンクリ-ト:3,916kgCO2
防腐処理木材:224.4(製造による)-2,183(間伐材利用)=-1,958.6kgCO2

以上より、コンクリートを木材(間伐材利用)に転換をすることで5874.4kgの削減効果となる。
よって、コンクリートと比較して1m3当たり1.7tのCO2削減効果が見込まれる。
同様に谷止工のCO2放出量をコンクリートと木材で比較すると、コンクリートを木材(間伐材利用)に転換することで14,315kgの削減効果となる。よってコンクリートと比較して、1m3当たり2.4tのCO2削減効果が見込まれる。
1と2の平均を取ると、ODウッドで使用する木材1m3当たり2.05tのCO2削減効果が見込める。

(※2) ハウスガードシステム:防腐処理木材のCO2削減効果

 
参照:ウッドマイルズ研究ノート(その 18)建設時における木造住宅の二酸化炭素排出量
-木材製造時の CO2 排出量と住宅の構法別 CO2 排出量-
ウッドマイルズ研究会 2008/3/1
http://woodmiles.net/_files/research/kn018.pdf
 

 表.製材品の製造エネルギーと炭素排出量
  加工工程 製造時CO2放出量 (kg-CO2/㎥)
 ①伐採・伐出 22.00 
 ②剥皮 10.86 
 ③製材 21.81 
 ④防腐処理 131.32 
 ⑤人工乾燥 308.76 
 A.天然乾燥材(①+②+③) 54.67 
 B.人工乾燥材(①+②+③+⑤) 363.43 
 C.人工乾燥防腐処理材(①+②+③+④+⑤) 494.74 
 D.天然乾燥防腐処理材(①+②+③+④) 185.89 

 
上表より、HGシステムで使用する木材をD、一般の在来木造住宅で使用する木材をBとすると、HGシステムを採用することにより、1㎥当り削減できるCO2量は以下の通りとなる。
363.43-185.89=177.5kg-CO2/㎥
HGシステム1棟当りの処理木材使用材積は、2018年度実績より6.6㎥/棟である
(9583.91㎥/年÷1459棟=6.6㎥/棟)。
よって、一般の在来木造住宅をHGシステムに変更することによるCO2削減効果は、
177.5kg-CO2/㎥×6.6㎥/棟=1171.5kg/棟

(※2)
ハウスガードシステム
防腐処理木材のCO2削減効果

 
参照:ウッドマイルズ研究ノート(その 18)建設時における木造住宅の二酸化炭素排出量
-木材製造時の CO2 排出量と住宅の構法別 CO2 排出量-
ウッドマイルズ研究会 2008/3/1
http://woodmiles.net/_files/research/kn018.pdf
 

 表.製材品の製造エネルギーと炭素排出量
 加工工程 製造時CO2放出量
(kg-CO2/㎥)
 ①伐採・伐出 22.00 
 ②剥皮 10.86 
 ③製材 21.81 
 ④防腐処理 131.32 
 ⑤人工乾燥 308.76 
 A.天然乾燥材
 (①+②+③)
54.67 
 B.人工乾燥材
 (①+②+③+⑤)
363.43 
 C.人工乾燥防腐処理材
 (①+②+③+④+⑤)
494.74 
 D.天然乾燥防腐処理材
 (①+②+③+④)
185.89 

 
上表より、HGシステムで使用する木材をD、一般の在来木造住宅で使用する木材をBとすると、HGシステムを採用することにより、1㎥当り削減できるCO2量は以下の通りとなる。
363.43-185.89=177.5kg-CO2/㎥
HGシステム1棟当りの処理木材使用材積は、2018年度実績より6.6㎥/棟である(9583.91㎥/年÷1459棟=6.6㎥/棟)。
よって、一般の在来木造住宅をHGシステムに変更することによるCO2削減効果は、
177.5kg-CO2/㎥×6.6㎥/棟=1171.5kg/棟